その他
フルカラー印刷について
フルカラー印刷には「タンデム方式」と「4サイクル方式」とがある。
タンデム方式ドラムを連装し、一回の手順の中で各色(減法混合の三原色であるシアン(藍)・マゼンタ(紅)・イエロー(黄)+黒)を順次転写するもので、単色印刷とほぼ同じ時間で印刷物を完成させることができる。
4サイクル方式一つのドラム上に各色の現像機を配置し、各単色の転写を繰り返すため、単色印刷に対しおおむね4倍の時間を要する。
一般に、この方式のプリンターは、他方式の多くと比べ、構造が複雑で、また、個々の部品に対してより高い品質が要求されるため、製造費の高い装置である。
しかしながら、ここ数年は急速に価格の低廉化が進んでおり、個人用で利用されるケースも増えている。